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能天気B型のアタシが美少年と……
第4章 おかまやまの章
Oちゃんは一升瓶でもって酒飲んでる。

「ねね、飲もーよ飲もーよ」

「いやいや、それがしは結構」

アタシは下戸だからあまり飲みたくない。
酔って田んぼに落ちるのも、懲りたからね。
しつこく絡まれると困るから、話を逸らしたのさ。

「そういや都会ではバラ大会やってるらしいな」

「知ってるよ。そんな都会じゃないよ、ドーム球場だよ」

「ドーム球場といったら大都会じゃないか」

なんでも世界全国から薔薇を集めて、そんでお客も集める大会らしい。
アタシのイメージではドーム球場は全国ネットのTV局などと一緒にオシャレなベイエリアに、ある。
そこの港に、舶来の貨物船がシャラランと横付けされる。

ハッチが開くとゴスロリ服を着たミス世界全国のお嬢様が列をなして出てくる。
ありとあらゆるカラフルなバラの花束をたっぷり抱えて、今週のびっくりメカみたいにぞろぞろ出てくる。

勇ましいラッパと共に獰夢(ドーム)へ、乗り込んでくる。
パリッとタキシード着た司会者がマイクでひとりひとり紹介する。

”青いバラーっ、独逸(ドイツ)代表ッ!
『鉄血のベーゼ』!
ブラウクランツ=フロイラインの入場ダーッ!”

ゴスロリお嬢がトップロープをまたいでリングへ!
バラ束がスポットライトに舞う!うおおーっと歓声があがる!
軽やかに一回転して拳を高々と突き上げる!

”赤いバラーっ、西班牙(スペイン)代表ッ!
『狂乱の舞踏』!
サングリア=アンダルシアだーッ!”

こっちは極悪ヒール系のゴスロリだ。
花道で無邪気におさげ髪をひっぱろうとする子供に対してタックル。
泣き出す子供!
余勢を駆って罪の無いほかの子にもタックル、タックル!
連鎖的に泣き出す子供、阿鼻叫喚!


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