この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第8章 第一部・第二話【赤とんぼ~小紅と碧天~】 すれ違い
―殿、栄之進君。どうか角倉家をお見捨て下さりますな。
 今も爺のあの悲痛な懇願が耳奥で甦ってくるようで、栄佐は追いすがってくる声を追い払うかのように首を振った。
 自分はかつて優しいおたつを泣かせ、爺を哀しませ、そして今また小紅を泣かせている。角倉栄之進であった頃も、ただの栄佐になった今も、身勝手な生き方しかできない弱くて愚かなただの男にすぎない。
/2220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ