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サイドストーリー
第3章 数学のセンセイ
今日は大学に入って初めてのバレンタイン。
サークルの女の子からのチョコを断り続け
夜になって弥生ちゃんちで弥生ちゃんの帰りを待つ。
まぁ弥生ちゃんは忘れてるだろうけど
今日はバレンタインだ。ちょっと豪華に夕飯でも作ろうと思って
材料をいろいろ買ってきた。
俺は大学生になってさらに料理がうまくなった。
仕事で疲れてる弥生ちゃんに美味いもん食わしてやりたい。
俺が思ってるより早くご帰宅の弥生ちゃんは帰る早々にそわそわしてる。
「弥生ちゃん、仕事が残ってるなら、どーぞ?受験生を優先して良いよ?」
俺のそんな声に踏ん切りを付けたのかカバンの中から
チョコらしき包みを出してきた。
「はい。智樹」
俺は異物でも見るようにじーっとそれを見つめる。
弥生ちゃんがチョコぉ?
俺が受け取らないからか見る見る涙が眼に溜まってきた。
ちょっと、どうした?
「や、弥生ちゃん?」
「いらないの?」
「いやいや。いるいる。ありがとう」
あわてて受け取って中身を見たけど、やっぱりチョコ。
サークルの女の子からのチョコを断り続け
夜になって弥生ちゃんちで弥生ちゃんの帰りを待つ。
まぁ弥生ちゃんは忘れてるだろうけど
今日はバレンタインだ。ちょっと豪華に夕飯でも作ろうと思って
材料をいろいろ買ってきた。
俺は大学生になってさらに料理がうまくなった。
仕事で疲れてる弥生ちゃんに美味いもん食わしてやりたい。
俺が思ってるより早くご帰宅の弥生ちゃんは帰る早々にそわそわしてる。
「弥生ちゃん、仕事が残ってるなら、どーぞ?受験生を優先して良いよ?」
俺のそんな声に踏ん切りを付けたのかカバンの中から
チョコらしき包みを出してきた。
「はい。智樹」
俺は異物でも見るようにじーっとそれを見つめる。
弥生ちゃんがチョコぉ?
俺が受け取らないからか見る見る涙が眼に溜まってきた。
ちょっと、どうした?
「や、弥生ちゃん?」
「いらないの?」
「いやいや。いるいる。ありがとう」
あわてて受け取って中身を見たけど、やっぱりチョコ。