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サイドストーリー
第17章 10年目の恋
「異次元って信じる?」
俺はサークルの飲み会で酔うとそんな話をするようになった。
サークルは迷わず洋画サークルに入った。
洋画が好きでJ大に入ったお姉さんはきっとこのサークルだったと思うから。
「信じるよ」
今日、たまたま隣に座った女の子が異次元を信じると言う。
「信じる?」
「うん。体験したことはないけど。広いどこかにはあり得るんじゃない?」
うん。そうだよな。
あり得るよな。
「満月って、不思議な力があるって言うじゃん。ほら。ETだって・・・」
軽く酔った顔で、そんな事を話す女の子と
そのまま話が合い、
気がつけばいつも一緒にいた。
J大の雰囲気が大好きなこと。
彼女はいつか、映画の翻訳家になりたい事
俺は、商社に入って世界を飛び回りたい事を熱く語った。
満月の日にはいつも二人でずっとその光を浴びていた。
俺はサークルの飲み会で酔うとそんな話をするようになった。
サークルは迷わず洋画サークルに入った。
洋画が好きでJ大に入ったお姉さんはきっとこのサークルだったと思うから。
「信じるよ」
今日、たまたま隣に座った女の子が異次元を信じると言う。
「信じる?」
「うん。体験したことはないけど。広いどこかにはあり得るんじゃない?」
うん。そうだよな。
あり得るよな。
「満月って、不思議な力があるって言うじゃん。ほら。ETだって・・・」
軽く酔った顔で、そんな事を話す女の子と
そのまま話が合い、
気がつけばいつも一緒にいた。
J大の雰囲気が大好きなこと。
彼女はいつか、映画の翻訳家になりたい事
俺は、商社に入って世界を飛び回りたい事を熱く語った。
満月の日にはいつも二人でずっとその光を浴びていた。