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サイドストーリー
第17章 10年目の恋
二人で映画を見に行った後、どこかでお昼を食べようという話になったが
俺たちは学生でお金もない。
2000円あったら、しゃれた昼より映画をもう1本見る方を選ぶ。
そんなところも意見が合った。
「そうだ。俺んチ来いよ。作ってやるよ」
そう言って連れてきて作ったのはセロリチャーハン。
お姉さん。元気にしてるかな。
ちゃんと彼氏に幸せにしてもらってるかな。
たとえ異次元だったとしても。
お姉さんは実在する。
不思議とそんな自信はあった。
「え!チャーハンにセロリ入れるの?」
「美味いから!」
そう言って作ったチャーハンを彼女はとっても気に入ってくれた。
二人で過ごす空間。
二人で観に行った映画。
二人で話した時間。
全てが俺には新鮮で、大切なものになった。
「好きなんだ」
と告白した時は、はにかんで
「私も」と言ってくれた。
俺たちは学生でお金もない。
2000円あったら、しゃれた昼より映画をもう1本見る方を選ぶ。
そんなところも意見が合った。
「そうだ。俺んチ来いよ。作ってやるよ」
そう言って連れてきて作ったのはセロリチャーハン。
お姉さん。元気にしてるかな。
ちゃんと彼氏に幸せにしてもらってるかな。
たとえ異次元だったとしても。
お姉さんは実在する。
不思議とそんな自信はあった。
「え!チャーハンにセロリ入れるの?」
「美味いから!」
そう言って作ったチャーハンを彼女はとっても気に入ってくれた。
二人で過ごす空間。
二人で観に行った映画。
二人で話した時間。
全てが俺には新鮮で、大切なものになった。
「好きなんだ」
と告白した時は、はにかんで
「私も」と言ってくれた。