パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 【それは禁断な秘め事】

「す、げ…ナカ……キツッ…」

「んんっ、っぁ、は…ぁ、は…アアァア！」




沙織の一層高い声に反応して執拗に攻めていく恵斗の動きに懸命ながら合わせ動いていく。
だけどそれより遥か、上回る動きについていけず沙織の揺れ動いていたペースが遅くなる。



「動いて……、もっと、まだ…」

「あん、ああん、はぁ、っぁっ、ァッ」



汗と涙と涎と、愛液で沙織の頭の中は混乱でいっぱいだ。頑張って淵を掴み快楽に堪える。

もう戻れない。


そう理解しているならいっそ、もう。





ーーズチュ、グチュ




「ーーーッ沙織」

「ァァ、んぁ三矢く、こわ、いっ」




何かが沙織の中で沸き上がる。
ふつふつと奥から。ソコが熱くてじんじん脈打って何度突かれても、触れられても何度も声が出て我慢が出来ない。



「…大丈夫…っさ、おり…っ！」



後ろから抱き締めて恵斗は下半身に集中させた。なだれ込む二人の肢体が重なり乱れた沙織の着衣を恵斗は下まで脱ぎ下げて沙織の露わになった背中の肌に吸い付いた。




「ぁっあ、っあんぁ、ぁぁッ！」



べろりと舐められた舌が熱くて感じる。

気が狂いそうな意識の中で完全に溺れていく淫乱な自分に襲い掛かる波打ち。



「沙織…


これは、二人だけのヒミツだよ…？」





夢だと思いたいのにそうはさせてくれない彼の言葉。

肩に触れ、震わす彼女の耳元で囁く。


それはまるで悪魔の開始合図だった。


これからの。