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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第11章 後宮艶夜*スキャンダル 接近~二つの心~
「はい」
 消え入るような声で応え、紫蘭は手前の湯飲みを手に取った。ひと口呑んでみるが、正直、こんな状態で到底、茶の味が判るはずもない。太后は先々帝の皇后だったひとである。そんな立場だけでも緊張してしまうのに、何か含みがありそうな態度を前に、緊張を解けという方が無理だ。
 太后は紫蘭を感情の窺えぬ瞳で見ていたかと思うと、呟いた。
「若い娘にしては、地味ななりね」
 え、と、紫蘭は太后の意味を図りかねた。
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