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私の秋クン♪
第2章 花火と浴衣
花火大会は予想以上の人出で下駄じゃなくて
サンダルを履いてきて大正解!
下駄を履いて足が痛くなって「おんぶ♪」
ってのも考えたけど
痛い思いして思うように事が運べなかったら
失敗だしね。
ここは、履きなれたサンダルで作戦実行だよ。
だけどやっぱり、すごい人ごみで秋クンを見失いそうになる。
「あ・・秋クン。まって」
一生懸命ついていくけど
離れそうになる秋クンのTシャツのすそを引っ張った。
「ほら」
すっと差し出された手は
私を女の子として扱ってくれているのか
それとも近所の妹がはぐれないようになのか・・・
そんな事を考えて、秋クンの手を握るのに少し間が空いた私に
「ん?いやだったらいいけど」
と手を引っ込めようとした。
「あ!ううん。つなぐ!つなぐ!」
ぎゅっっと力を入れて秋クンの手をつないだ右手は
私の全神経が集中した。
秋クン・・・
好きだよ。
サンダルを履いてきて大正解!
下駄を履いて足が痛くなって「おんぶ♪」
ってのも考えたけど
痛い思いして思うように事が運べなかったら
失敗だしね。
ここは、履きなれたサンダルで作戦実行だよ。
だけどやっぱり、すごい人ごみで秋クンを見失いそうになる。
「あ・・秋クン。まって」
一生懸命ついていくけど
離れそうになる秋クンのTシャツのすそを引っ張った。
「ほら」
すっと差し出された手は
私を女の子として扱ってくれているのか
それとも近所の妹がはぐれないようになのか・・・
そんな事を考えて、秋クンの手を握るのに少し間が空いた私に
「ん?いやだったらいいけど」
と手を引っ込めようとした。
「あ!ううん。つなぐ!つなぐ!」
ぎゅっっと力を入れて秋クンの手をつないだ右手は
私の全神経が集中した。
秋クン・・・
好きだよ。