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私の秋クン♪
第2章 花火と浴衣
いつまでたっても悲しい気持ちは消えなかったけど
あの人たちと一緒に回らなかっただけでもよしとしよう。

そう思い直して花火を見るポイントまで手をつないで歩いていった。
せっかく、秋クンと二人で来た花火大会だもん。
せめて楽しく過ごしたい。

ものすごい人ごみで会場は満員電車のようだった。

秋クンは人ごみから私を守るように
私の後ろから抱きしめる形で一緒に花火を見た。

ドーン
ドーーーーーーーーン

と花火が上がるたびに体に音がこだまする。

やっぱり見に来てよかったよぉ~

花火を見ている最中も人にぶつからないように
だんだん秋クンが私に密着してきた。

嬉しいけど。
秋クン、密着しすぎだよ!
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