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ねえ、脱がせて欲しい。
第1章 【ねえ、むかつくわ。】



「う、ァ…っ」

「…いつも自分で触れてる様に、やって頂戴?」

「ぁ…!お嬢様…!ア」

「見ていてあげるから」



耳元で囁き、彼の耳朶を軽く噛むと小さく口付けた。
息を漏らすミサワの手はゆっくりとしごき始める。根元から先端まで行き来する手が荒くなっていく。

そんな彼を、そんな風に自分の命で動く姿が愛おしくて愛香は久々に楽しい玩具を見つけた、と耳に唇を寄せて舌を這わせた。




「…クッ……お、じょう、さ…!」

「ん……ン」





ーーピチャピチャ



耳の受け皿に舌先で器用に突き、舐める。音をわざとらしく唾液を含むとべろりと貪り始めた。





「ふぁ…」


ーーチュッ


「アァ、も、…」



ゆっくり動かしていた彼の手はスピードを増して早くなる。膨らんできたソレを耳に唇を寄せながら横目で見る愛香は細めて愛おしげにそれに右手を重ねた。




「……よく出来たわね…。ご褒美にわたくしが跪いてあげてよ」




ミサワの膝から降りて愛香はベッドに座る彼の前に膝を床につき、グロテスクに膨らむソレを掴んだ。




「…お嬢様…!」

「……テラテラと…光ってるわ…。興奮してるの?」

「…っ……」

「美味しそう」




妖艶に笑みを浮かべる彼女。見た事が無い景色。いつも頭を下げる自分にとって今、旋毛を見て谷間が見えて、色気あるその姿が皆自分にしか見えないだなんて。、駄目だと理解しても

ミサワの理性は殆どその行為で頭がいっぱいだった。今だけは、愛香のモノだと思いたい…と。








徐々に近付く。ソレに息を吹きかける仕草にブルブルと身を震わせた。
小さな唇が開く。

ああ、とうとう待ちに待ったのが、くる。



愛香も口元からだらしなく涎を垂らすとゆっくり近付いて

























「そこまでですよ」




低音が 響く。
第三者の声がこの部屋に降ってきたのだった。



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