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ひよこと野獣
第10章 ひよこ 陽菜の嫉妬
唇が重なり先輩の舌が私の中へと入ってくる。
お互いの舌が絡まり先輩の甘い唾液をこくり、と飲み込んだ。

「本当にいいのか?」

「先輩、しつこい」

「……だって壊しちまいそうでさ…」

「そんなことくらいで壊れませんよ!」

「言っとくが、一回でもヤったらその後暴走するぞ?」

「のぞむところです!じゃんじゃん暴走して下さい! 」

私の気合いの入った声に、先輩は「陽菜には敵わねえな」なんて言いながら笑っている。
だけどすぐに真剣な顔になって私をベッドに押し倒した。


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