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ひよこと野獣
第14章 ひよこ 陽菜のけじめ
「それではいただきます」

「だ、だから、そういうのが親父くさいって……っ…ん…」

言いかけた私の口を遮るように先端を指でぴん、と弾かれる。
じんじんと懐かしい甘い痺れが私を襲い、思わず声が漏れた。

「仕方ねえだろ。現場はおっさんばっかりなんだよ」

「…あ……あぁ…っ…ん…」

両方の先端を指で捏ねながら先輩は言い訳をしてる。

やだ……こんなに気持ちいいものだったんだっけ…?

二年も前のことだったから思い出が美化されるような感覚で、あの時の気持ち良さも脚色されているんだと思ってた。
だけど今与えられている快感は本物で、想像してた以上に気持ちいい。

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