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噂をすれば恋
第4章 の
怒涛の月曜日が終わり、
火曜日のお昼休みに受付の村松さんに会う。
昼食をご馳走してインタビューをした。
さすが、一流企業の受付嬢。
女の私から見ても可愛い。
桜色に塗られた爪に
プルプルのピンクの口紅。
感じのいい栗毛に
緩く巻かれた毛先。
はぁ~。こりゃぁ、お人形みたいだわ。
「最後に一言どうぞ」
「皆様のお仕事がスムーズに行われますよう
本日も微力ではございますが受付に座らせていただきます」
ウチの秘書課は教育が凄いわ。
苦笑になりながら「はい。終わり」と話を切って
「ね?ここからはインタビューじゃないんだけど
村松さん彼氏は?」と聞けば
「いません」と答えた。
こんなに可愛いのに~?
「載せないから。こんなに可愛いのにいないわけないでしょ」
なんてせっつけば
少し苦笑いして、それでも受付嬢の姿勢を崩さずに
「経営管理の野口さんに憧れてたんです」
ああ。あの人ね。
確かに、万人に受ける顔だわね。
「初めて受付に座って、来客対応で困っていた時に助けてくれたんです」
あぁ。それはイチコロだね。
「でも、あんなふうに大胆にエントランスで総務の方とくっつかれて・・・」
あれは噂になったよねぇ。
あの人も大胆だよな。
小さく笑った受付嬢は
「忘れたころ、同じく経営管理の山田さんが気になったんですけど」
あ~。エリートが好きなのね。
「山田さんもエントランスでハデに彼女とケンカなさって」
あれも噂になったよね。
彼女も皆の前でこっぴどく拒絶したよなぁ。
「今は山梨にある商品開発の金子さんがいいかな、と思っています。
週に1度本社に来社するんですがご存知ですか?」
なんておどける彼女は
やっと社会人2年目。
初めての社会人で部署や役職で男を見ていたのも
落ち着くころかな。
なんておせっかいな事を考えた。
火曜日のお昼休みに受付の村松さんに会う。
昼食をご馳走してインタビューをした。
さすが、一流企業の受付嬢。
女の私から見ても可愛い。
桜色に塗られた爪に
プルプルのピンクの口紅。
感じのいい栗毛に
緩く巻かれた毛先。
はぁ~。こりゃぁ、お人形みたいだわ。
「最後に一言どうぞ」
「皆様のお仕事がスムーズに行われますよう
本日も微力ではございますが受付に座らせていただきます」
ウチの秘書課は教育が凄いわ。
苦笑になりながら「はい。終わり」と話を切って
「ね?ここからはインタビューじゃないんだけど
村松さん彼氏は?」と聞けば
「いません」と答えた。
こんなに可愛いのに~?
「載せないから。こんなに可愛いのにいないわけないでしょ」
なんてせっつけば
少し苦笑いして、それでも受付嬢の姿勢を崩さずに
「経営管理の野口さんに憧れてたんです」
ああ。あの人ね。
確かに、万人に受ける顔だわね。
「初めて受付に座って、来客対応で困っていた時に助けてくれたんです」
あぁ。それはイチコロだね。
「でも、あんなふうに大胆にエントランスで総務の方とくっつかれて・・・」
あれは噂になったよねぇ。
あの人も大胆だよな。
小さく笑った受付嬢は
「忘れたころ、同じく経営管理の山田さんが気になったんですけど」
あ~。エリートが好きなのね。
「山田さんもエントランスでハデに彼女とケンカなさって」
あれも噂になったよね。
彼女も皆の前でこっぴどく拒絶したよなぁ。
「今は山梨にある商品開発の金子さんがいいかな、と思っています。
週に1度本社に来社するんですがご存知ですか?」
なんておどける彼女は
やっと社会人2年目。
初めての社会人で部署や役職で男を見ていたのも
落ち着くころかな。
なんておせっかいな事を考えた。