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冷たい月を抱く蝶
第5章 少女と着物
「これは日本の伝統服で、着物と呼ばれる服なんだ。お嬢ちゃんは着物を見るのが初めてかい?」


 「ええ、初めてみるわ。こんな綺麗な服があるなんて、知らなかったわ」


「とても素敵なお洋服ね!」


 私はおじさんに見せられた服に興味を抱いた。

「ねえ、この服はどうやって着るの?」
「この服はおじ様が作ったの?」

 「ああ、そうだよ。私が作ったんだ。私は着物職人で、日本から来たんだ」

「外国に住む日本人の為に着物を作りに日本から来たんだが、なかなか雇い主がみつからなくてね。おじさんは困ってる所なんだよ…」

「このままでは生活も出来なくなるから、いずれは日本に帰らなくてはならないんだ…」

「まあ、そうなの…」
「おじ様も大変なのね…」

 おじさんと話していると、お義父様が話しかけてきた。

「何を話しているんだ瞳子?」

「ええ、実は……」

 お義父様は日本語がわからない。私はそこで、彼の代わりに事情を話した。
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