この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷たい月を抱く蝶
第6章 狂気への目覚め

「クレハドールお坊っちゃま、婆やをお呼びでしょうか?」


「ああ、シンシア。すまないが一つ頼みがある。瞳子にこの着物を着てやってくれないか?」


「瞳子に着物をですか…?」


「ああ、そうだ」


クレハドールがそう返事をすると、シンシアは瞳子を上から見下ろして、目を細めて尋ねた。



「この子にですか?」


「ああ、何か問題か?」


「……」


「婆やは確か、日本の着物には詳しかっただろ?」


「…ええ、着物の着付けなら私にお任せ下さい」


「では、瞳子を頼んだ」


クレハドールがそう話すと、シンシアは物言いたげな表情で黙って従った。


「わかりました。では瞳子、私と一緒に来なさい」


「ええ、わかったわ」


そう言って瞳子が素直に返事をすると、シンシアは彼女の右手を強く掴んだ。

いきなり右手を強く掴まれると、瞳子はそこで彼女の手を振り払おうとした。だが、シンシアは無言で彼女を奥の部屋に連れて行った。

/67ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ