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第20章 偽りの自分と強迫観念

「あぁ、これが世間に求められている僕なのか」



そう思った僕は、どんな番組に出るときも、このキャラで通した。

マネージャーや事務所の人間にそう言われたのではなく、僕自身がそう思い込んだのだ。







映画・ドラマ・舞台…
いろんな役を演じるのは楽しいけど、自分を演じるのがこんなに辛いなんて思わなかった。


ネットが普及したこの時代。

いつ誰が情報を拡散するかわからない恐怖。
プライベートですら気を抜けない。