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学園物えっち短編集
第6章 後輩君
「…朔?なんだ…お前の好きな奴って最近お前の周りウロウロしてるあの一年かよ。フッ…あいつが桃にフられる所見るのが楽しみだな」
やだよぉ…まだ朔君に何も言ってないのに…好きって言いたいのに…
ガンガンッ
「桃ッ!ここにいんの!?」
「ぁ……朔くッ…ンツ!」
ガラッ
扉が開いた瞬間彰先輩に唇を奪われてしまった。
嘘……キスされてるところ見られ…
「……取り込み中だ」
彰先輩は私に何も言わせないように私の口を手で押さえてそう言った。
「…彰先輩!な、何してるんすか…?」
「何?見ればわかるだろ?彼女とナニやってんだよ」
「…彼女?」
「知らなかったのか?俺と桃付き合ってんの。ほら、早く出てけよ」
朔君…信じないで…
そして扉の方へと方向を向いてしまった。
朔君……。
ガラッ…ガンッ
すると朔君は扉を閉めた。
「…てめぇが桃襲ってるって事くらいわかってんだよ…先輩警告です。今すぐ桃を離して出て行って今後桃にこんな事しなければ先輩が今桃にしたことは誰にも言いません」
朔君は扉の方を向いたまま妙に落ち着いた口調でそう言った。
「それ従わなかったらどうなんの?俺の事殴るか?そんな事したら退部だぞ!退学だってありえるからな」
「しらねぇよ!桃守るのに、んなもん怖くもなんともねぇ!」
すると朔君は彰先輩を私から引き離して殴り飛ばした。