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学園物えっち短編集
第8章 私の庭
校門まで走ると、校門の前に人が集まっていた。
「優真くぅん」
「一緒にカラオケ行こうよぉ」
「ごめん。人待ってるから…」
う…朝の話本当だ…。
そうだよね…あんなにカッコ良くて優しいんだもん…女の子の理想の彼氏像みたいな人がモテないわけない。
「あ、乃愛」
優真は女の子達の間を割って私のところにやって来た。
「走って来た?転ぶと危ないから急がなくて良かったのに」
「だって…」
集まってた女の子達が私の事をジロジロ見ている。
すると、優真はスッと私の手を取って引っ張った。
「ここ人が多いから他のところ行こう?」
「…うん」
昨日の事あったから気にかけてくれてるのかな…
あ…それとも…あの写メの事で…
「なかなか出てこないから透真に結愛から連絡先聞いてもらっちゃったよ。彼女の連絡先兄に聞くなんて俺も相当抜けてたよな」
「…彼女なの?」
「違うの?昨日あんないちゃいちゃしたのに?」
「…私何番目の彼女?」
「何番目って乃愛しかいないよ」
「嘘!彼女いっぱいいるんでしょ!」
「…そりゃあ今まで彼女いなかったし女遊びしてたけどさすがに彼女出来たらもうしないよ。…俺、結構乃愛の事好きになってるんだけど嫌われた?」
私は繋いでる手をギュッと握った。
「…嫌いじゃないもん」
すると優真は優しく微笑んでくれる。