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学園物えっち短編集
第9章 うちのお嬢様

こんな事想定してなかったので部屋も散らかっている。


「散らかっていて申し訳ございません!えーっと…」

「里見のお家のソファ広くて座り心地もいいのね…ベッドルームは何処なの?」

美麗お嬢様は俺のベッドに座っていた。

「それソファじゃないです…ベッドルームなんかないんで!それがベッドですから!」

「あ…そういうものなのね」

美麗お嬢様と二人きりなんて初めてで、それよりこの俺の部屋に美麗お嬢様がいる光景は異様だった。

「それよりどうしてここにいるんですか?いくら家があんな事になってもこんな所に来なくても…」

「私…あの後…行くところなくて…石田の家に置いていただいていたんです……それで石田と結婚すれば今の状況から救ってくれるとの事だったけど…その…私…石田が苦手で」

石田の家も何で石田があそこで執事をやっていたか知らないがかなりの金持ちだった。

石田もかなり美麗お嬢様に惚れ込んでいたからこの状況を利用して物にしようとしたな…。

「それでも俺の所じゃなくても…」

すると美麗お嬢様は俺に何か紙を見せた。

『花園家の大事な一人娘美麗に何かあった時は、私の息子の里見将吉(ショウキチ)が美麗の世話をする事をここに約束します』

『その時は娘をよろしくお願いします。』

指印まで押してある…

っつーかノリみたいな感じで書いてある用紙はなんなんだ!?



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