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学園物えっち短編集
第9章 うちのお嬢様


「お父様と会えなくなる直前に渡されました…」

「俺、こんな約束全然知らないんですけど!この汚い字は親父の字だ…何で花園社長俺の親父なんかと…」

「…ご迷惑でしたよね…こんないきなり来て…私自分で何とかします…」

「ちょっと待っ…あー…お待ちください!こちらとしては美麗お嬢様を路頭に迷わせるわけにはいかないですし…一人で何とも出来ないと思うので出て行ってもらいたくないのですが美麗お嬢様はこんな所でいいんですか?」

立ち上がった美麗お嬢様の腕を掴んでそう言うと、美麗お嬢様は突然泣き出してまて俺に抱き着いた。

「ふえぇッ…ここに…いさせてください…ヒックッ…石田のお家には行きたくないのぉ…」

よっぽど石田が嫌なのか…。
家もあんな事になって辛かったんだろうな。

俺は美麗お嬢様を抱き締めていた。

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