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学園物えっち短編集
第9章 うちのお嬢様
「……将吉カッコいいんだもん」
「いや…そんな事ないだろ…言われた事ないし」
「かっこいいんです!中等部の時初めて将吉見てカッコ良くて…カッコ良いお掃除係りの人来たってみんなに自慢してたし」
「うわ…めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど…それ絶対周りは合わせてただけだと思うよ」
「彼女もいたでしょ!」
「一応いた事あるけど…俺の家が貧乏過ぎなのと、放課後忙しくて付き合ってもすぐ振られまくってたし」
「むぅー…そんな事で振るなら私が付き合いたかったのに…」
美麗はそう言って俯いた。
く…抱き締めたい…。
「…俺だって…ずっと美麗と会うの楽しみで働いてたんですけど…」
「…素っ気なかったよ」
「まさか美麗お嬢様を俺なんかがどうにか出来ると思わないし、好意なんか見せたらクビになるよ…クビになったら会えなくなるし」
「…会えなくならないから好意見せて」
夢みたいだった。
俺は美麗を抱き締めて夢中で唇を重ねた。