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学園物えっち短編集
第9章 うちのお嬢様


美麗が花を持って洗面所に行くとおれはキッチンの片付けを始めた。

親父が部屋を汚す達人だったからこのくらいすぐに片付く。

そして、夕飯も作ってテーブルに並べた。

親父がいなくなってからは一人だったからまともに作ること少なくなってたけど、やっぱり誰かに作ってあげるのは嫌いじゃない。

「……将吉」

「何か嫌いな物あった!?」

「むぅ…何でもこなさないでよぉ…何でこんな美味しいお料理出来るの?」

「いや!たいしたもんじゃないし、俺は親父と二人で住んでた時作ってたから慣れてるだけだからな?」

「私お料理とか家事とか頑張るね!将吉に全部お世話になりっぱなしになっちゃうもん」

元お嬢様なのに良い子だよなぁ…。

まぁ…そこも含めて好きなんだけどな。

夕飯が終わると美麗は食器の片付けを進んで出た。

「私が片付けするから将吉は先にお風呂入ってください!」

「大丈夫か?片付け一緒にするよ」

「いいの!私がやりたいの…お風呂入ってきて?」

「わかった。じゃあ、よろしくな?」

食器を割って怪我しないか心配だけど…。

って心配し過ぎか?



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