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第9章 うちのお嬢様

ズンッ…ズンッ…


一定のリズムから段々とリズムを乱して美麗の良いところを突いてやる。

「ンッ…ふああぁッ…将吉のッ…気持ち良いのぉッ…アッ…アッ…」

「…ﾊｧﾊｧ…美麗ッ…俺もうイきそう…」

「来てぇッ」

美麗は俺の欲望を受け止めてくれて俺は美麗の手を握ってイッた。

事が終わるとまた膨れてしまった。

「美麗、何怒ってんの？」

「…ンー…将吉、キスして」

「あぁ？」

キス少なかったせいか…？

美麗と唇を重ねて抱き寄せた。

「……さっきの人と食事行かないで…」
「え？」

「………さっきの人…絶対将吉の事狙ってるもん」

「そんなんじゃないって！前から使用人達でよくご飯行こうって話あったんだよ。でも俺、かなり金に困ってていつも断ってたから…」

「……むぅ」

「なんだよ、ヤキモチ妬いてんの？」

「将吉が取られないか心配なんだもん…」

「心配ないよ。死んでも美麗の事離す気ないし」

「本当に？」

「こんな可愛いのに離すわけない」


美麗に見合う男になるまでまだまだ努力が必要だけど、美麗のためならどんな事でも乗り越えてみせる。

理由はどうあれこの土俵に立たせてくれた親父には感謝している。


俺は美麗の手を握って愛を誓った。


＊ＥＮＤ＊