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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人
慶司と別れた後、告白されて何人かと付き合ったけどなかなか慶司以上に好きになれる人が現れなくて…何よりキス以上の事が出来なかった。
それもあって誰とも長続きしなくて…慶司とも別れてからは一度も言葉を交わす事はなかった。
そして、私は高校は女子高へと進学した。
女子高は自ら進んで出会いを求めなければ、男の子と関わる事もないしそれなりに異性のいない高校生活を楽しんでいた。
そんな高校二年のある日の事だ。
いつものように、休み時間に仲の良い友達数人でお菓子を食べながら雑誌を読んだりお喋りをしていた。
「あー!またリア充特集してる!」
「どれどれ?なんだぁ、全部共学の恋愛事情じゃん」
「私、最近トキメキ不足ー…彼氏欲しいなぁ」
やっぱりいくら女の子同士で楽しんでいても、みんな彼氏が欲しいと思うのは当たり前の事だ。
私もあの頃みたいに慶司くらい好きな人とまた出会えたいとは思っている。
「でもさ、女子高がこんなに出会いないと思わなかった」
「本当だよねぇ」
そんな事を話していると、突然その中のメンバーの麻衣(マイ)のケータイにメッセージが入った音が鳴った。