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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人



でも、自分で私の事振ったのにどうしてまた話し掛けてくれるんだろ?


すると、盛り上がってる人達がカラオケの曲を入れ始めた。


入れた曲は今よくCMで流れている公開中の映画の曲だった。


映画の宣伝も含めて、カラオケの画面に映画の予告映像が流れていた。


「あ、この曲好きだなぁ」

「…今やってる映画の曲だったな」

「そうそう!観たいんだけど、なかなか観に行けてないんだよね」

「俺もまだ観てないな。あのさ、今度…」

「慶司!カラオケの予告見て泣くなよ〜?」

「そうそう!観に行った時すげぇ泣いてたよな」

「このメンバーで観に行ったんだ?仲良いんだね」


曲を入れた男子達が慶司に向かってそう言った。

ん?今、慶司数秒前に観てないって言ってたよね?


「…そ、それ俺じゃない奴だろ?お前等今絡んで来んな」

「何とぼけてんだよー?この四人で公開初日に観に行っただろ」

「二人元々知り合いなら今話さなくていいじゃん!俺も風花ちゃんともっと絡みたいし!」


結局、私達は盛り上がってるメンバーの中に混ざる事になった。


慶司は黙っちゃったけど…
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