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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人
すると、一人が慶司が掴んでいない方の私の腕を掴んだ。
「ちょっと待てよ!風花ちゃん聞いてくれよ!こいつ風花ちゃんの連絡先爆発して消えたとか訳わかんない事言って結局教えてくれなかったんだよ」
「おい…急にどうしたんだよ?慶司が風花ちゃんの連絡先教えてくれなくて今日二人でいるって事はそういう事だろ?邪魔すんのやめろって…二人ともごめんな!デート楽しんで来いよ!」
なんか変な雰囲気…?
「止めんなよ…慶司、自分だけ風花ちゃんの連絡先独占してデートまでしてズルくね?俺だって連絡先教えてもらったら風花ちゃんのこと誘おうと思ってたのに」
すると慶司が振り返った。
「ズルいって風花の事デートに誘うのにルールとかあんの?」
!?
え!?慶司ってこういう時食いつくの?
「それはないけど!フェアじゃないじゃん…俺、土俵にも上がれてないし」
「土俵に上がれてない?お前が上がって来なかっただけだろ!俺は風花が他の奴に取られないように行動した。お前はただ俺が風花の連絡先教えるの待ってただけだろ?本気で狙ってんなら他の奴経由して教えてもらうとか、学校わかってんだから学校まで行って風花から直接聞くとか方法はいくらだってあんだよ!」
「二人とも落ち着けって!」
どうしよう…何か急に私の事で揉め始めちゃったよ…って…慶司が振ったくせに!反則過ぎる!……これって私が何か言わないといけないよね…。