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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人
「あの!……私の事気になってくれてありがとう……でも、ごめんなさい!私…中学の時に慶司に振られてからずっと慶司に未練タラタラで……今、慶司が私の事気にしてくれてるのがすごく嬉しくて……えっと…今は慶司以外の人の事考えられないです」
「風花…」
「……本当慶司ってズルいよな……普段馬鹿な事ばっかしてたって黙ってればたいていの女の子落とせるもんな」
「おい!風花に余計な事言うな!」
私は慶司の前に出た。
「言っていいよ!…私、カッコつけてる慶司じゃなくて普段の慶司の事知りたい!二人とも教えて?」
「風花ちゃんがそう言うなら…」
二人は普段学校での慶司の事について教えてくれた。
それは中学の時の慶司とは全然違う慶司だった。
クールな王子様の慶司は何処にもいなくて、下ネタ大好きなお調子者のクラスのムードメーカーという事がハッキリとわかった。
それでも…優しくて、涙もろくて時には喧嘩とかもするけど後腐れがなくてクラスでは人気者らしい。