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学園物えっち短編集
第19章 君の蜜の味
「果歩、帰るんなら一緒に帰ろう?…もう暗くなるし」
「はいはい、何て答えても一緒に帰るんでしょ」
将太は生意気だけど、中学の頃から何故か私に懐いてるみたいで今では私よりも大きいけど弟みたいな親近感があった。
「将太はいつもこの時間まで何してるの?何か部活入ったんだっけ?」
「何?俺の事気になんの?好きなの?」
「違うよ!もう!いつもそうやってはぐらかすんだから…高校に入ってから普段の事全然教えてくれないじゃん」
「そんな大した事してねぇし。図書室で今日の授業の復習とかしてるだけ…」
「うっそ!中学の時勉強大嫌いだったのに?よく補習とか受けてて部活遅れて来てたよね」
「うっせ…部活やってないと他にする事ないんだよ!」
そういえば、将太は中学の時勉強全然出来なかったのに同じ高校に入ってきて驚いた。
私もすごい勉強が出来るわけではないけど、平均より少し上の成績をキープしていてここの高校を受験する時は自分の成績よりも上の高校だったのにまぐれで受かったようなものだった。
毎回補習だった将太だけど、あれから勉強頑張ったのかな?
放課後に図書室で復習してるくらい熱心に勉強してるくらいだからきっと成績が上がったのかも。