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学園物えっち短編集
第3章 なつの訪れ


事が終わった後菜津は壁の方を向いてしまって何も言わない。

「…菜津…ごめん…あっと……嫌だった?」

「……。」

やべー…最後の方とか完全に理性飛んでたからな。

「なぁ…菜津」

菜津をこっちに向かせようとすると払われた。

「イヤ!…見ないでぇ…菜津…こういう事したの初めてで…恥ずかしくて…どうすればいいかわかんないよ…」

そうか…そういう事だったのか。

俺は菜津を抱きしめた。

「……んな可愛い事言うなよ…やった後後ろ向かれるのって結構ヘコむんだぞ?…こういう時はなんて言うかー…甘えてほしいかも」

そういうとこっちを向いた。
こっちを向くと菜津は抱きついてきてくれた。

菜津の頭を撫でる。

「…へへ…浩太…大好き」

「それは…俺も負けない」



本当の恋ってやつがようやくわかった。



俺は今幸せだ。




*END*
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