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学園物えっち短編集
第5章 マッサージ部

「絵美ー!マッサージ部行ったんでしょ?どうだった?」
「え!?あー…すっごく良かったよ!」
「へぇ!そうだよね?なんか、もう失恋の事とかスッキリしてそうな顔してるもん」
「失恋…あぁ!もうすっかり忘れてた!」
「すごい!あー私にも招待来ないかなぁ…」
教室で話しているとクラスの男子が近付いてきた。
「…日直の日誌書いといたから。」
……ん?
「あー!ありがとう!」
友達がお礼を言うと、その男子は何も応えずにさっさと行ってしまった。
「あのガリ勉メガネ愛想ないけど、日直一緒になると楽だなー」
ガリ勉メガネと呼ばれている男子はメガネをしていて髪もボサボサで表情が読み取れない人だ。
クラスで誰かと会話をしているのを見たことかない。
しかし、さっき声を聞いた時何故か違和感を感じた。
「私、今井(イマイ)君と話した事あったかな?」
「えー?私が知る限りではないと思うよ?話してる所見たことないし、日直も被ったことないんじゃない?」
「そ…そうだよね?」
「もしかして!浮気男にこりごりだからあぁいう真面目君タイプが気になるようになったとかー!?」
「違うよ!そういうんじゃないもん…」
「ねぇ!ぶっちゃけああいう感じってどう?チュー出来る?」
「え…ウーン…今井君の事あんまりわからないからなぁ。話してみて仲良くなって好きになったら出来ると思う///」
「えー!そうなの!?絶対キス下手そうじゃんー!前の絵美の彼氏もあんまり格好良くなかったしもしかしてB専!?」
「そんなことないよ!格好良い人だって好きだもん!」
「なんだよ!話聞いてれば絵美、俺で全然OKじゃん!仲良し、イケメン!」
他の男子に聞かれてた…。
「自分でイケメンとか言っちゃってるよ」
「なぁ?マジで付き合おう?別れたんだろ?繋ぎでいいからさー」
「ごめん…ちょっと今他に気になってる人いるから付き合えないよ」
「絵美!こんな告白に真面目に応えなくていいよ!」
「うわぁー!フられた!」
うちのクラスの男子はこんなノリの人が多いから今井君はいつも教室にいないし、誰とも話さないしちょっと居心地悪いのかもなぁ…。

