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学園物えっち短編集
第5章 マッサージ部

次にゴウさんと会ったのは学校がお休みの日だった。
メッセージのやり取りをして行きたい所を聞かれてそこに行く事になって…これってデートだよね?
待ち合わせ場所に着くと、ゴウさんは結構目立っていた。
周りの女の子達はチラチラとゴウさんに注目しているのがすごくわかる。
やっぱり格好良いもんなぁ…。
「絵美。行こうか?」
「…うん///」
あの時みたいに手を差し出してくれて私はゴウさんの手に手を乗せた。
「…今日はこうやって繋ぐか」
カップル繋ぎだ…。
恥ずかしいけど嬉しい!
メッセージのやり取りの時はいっぱい話したのに会うと緊張して口数が減ってしまう…
私達はまず映画館に向かった。
「ここの映画館カップルシートあるんだな」
「本当だ…カップルシートってソファになってるんだよね?」
「すいません、カップルシート空いてますか?」
「はい、この時間ですとちょうど1席残っておりますよ」
「じゃあ、そこお願いします」
ゴウさんはさっとチケットを買ってしまった。
「あ…あの…お金…」
「絵美からのお金は受け付けておりません」
「えぇ!カップルシート割高だしダメだよ!」
するとゴウさんはグイッと私を引っ張って耳元で囁いた。
「…気にすんなよ?その代わりカップルシートで抱きしめさせてもらうから」
そんな事で払ってくれるなんて…
もう!絶対他の子にも同じ事言ってるんだからいちいちドキドキしたらダメ!

