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学園物えっち短編集
第6章 後輩君
朔君は私がいても気にしないでさっさと制服に着替える。
「忘れ物持った?」
「うんッ」
「じゃあ、帰ろう」
一緒に校門へ向かって話しながら歩いている時だ。
カキーンッ
「ボールそっち行ったぞ!危ない!」
「桃!危ない!」
「へ…キャッ」
ボスッ…
急に朔君に引き寄せられたかと思うと朔君はもう片方の手で飛んできた野球ボールを防いでくれた。
「いって…」
「朔君っ!大丈夫!?」
「全然平気」
朔君はボールを野球部の人のいる方に投げながらそう言った。
……朔君かっこいい…。
思わず朔君の顔を見てポーッとしてしまう。
「桃?急に飛んできてびっくりした?」
「う、ううん!ありがとぉ…」
そう言うとちょっと得意気な顔をした。
そして帰り道。
この時いつも気がつかなかったけど、朔君はさりげなくいつも車道側の方へと移動する。
……なんか……なんか…すごくドキドキする///
もしかして私…朔君の事…