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龍ちゃんの豹変
第10章 龍ちゃんの豹変
「あ…っ、あ……っ、あのっ、龍ちゃん…っ…」

沈められた指が中の壁を擦り上げる。

あれ、もう龍ちゃんの入れるんじゃないのかな……?
この格好……丸見えで恥ずかしいのに……

「なに?嫌になった?」

「や、違うよ……その……まだ、挿れないの…?」

「何?早く俺のでいっぱい突いて欲しいって?」

そ、そんなこと言ってない!
そんなやらしいこと言ってないよ!

心の中で叫んだ言葉は、実際は口をぱくぱくさせるだけで出てはこなかった。
龍ちゃんはそんな私を笑いながら指をもう一本増やす。

「ん……っ、んっ……は……あ…っ……」

「きつい?」

龍ちゃんの問いかけに首を横に振った。
我慢なんかじゃなく、本当に大丈夫そうだ。

龍ちゃんの指が奥を前後に擦った。
その瞬間、腰がびくんとひくついてしまう。

や……やだ……なに、今の……

穴の上を弄られた時とはまた違う快感。
奥が震えるような深い快感の入り口を見たような気分にさせられる。

「夏帆はここがいいんだね」

「あ……っ、龍ちゃ……待ってっ……」

これ……ダメっ……ホントにおかしくなる……っ

「嫌なの?」

「ちがっ、や…じゃないっ……んぅ……っ…あ……」

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