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龍ちゃんの豹変
第11章 ~おまけ~桃花と真田くんが初めて繋がった日
「ご、ごめんっ!そんなつもりで言ったんじゃないんだ。ただ……望月さんにあんなふうに誘われたら、あんなにいがみ合ってたのに……僕もやっぱり男だなって思って……」

「信じて……くれるのぉ?」

「もちろんだよ!だって望月さん、あんなに顔を赤くしてたもんね。あれが演技ならすごいな、って思ってたんだ」

ベッドに押し倒されて真田くんの顔が上になる。
手首を掴まれたかと思うと、カチャリと金属音がした。

「……ふぇ?……さ、真田くん?」

「望月さんは今までのエッチで泣いたことある?」

手首とベッドの端が手錠で繋がってることにパニックになりながら真田くんの質問に首を横に振った。

「じゃあ男の人の前で泣いたことは?」

もう片方の手首も手錠をかけられる。
あれ、今から一体何が始まるんだろう。

「ないよぉ?あ、パパくらいかなぁ。そんなにひどいことするお友達はいないしぃ…」

「ふーん、そっか。良かった」

真田くんの眼鏡の奥で切れ長の目が光った気がした。


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