この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
龍ちゃんの豹変
第11章 ~おまけ~桃花と真田くんが初めて繋がった日
「あんなふうに望月さんに誘われたらみんな男は断れないだろうね」

図書室の時みたいな意地悪じゃないってわかってる。
言い方だって刺々しくないし、表情だって皮肉っぽくない。
きっと素直に純粋にそう思ったんだと思う。

でもひどいよ…ぉ……
誘ったのは真田くんが初めてなのにぃ……
みんなみたいに桃花が誘ってるって思わないでよぉ……

「え!?も、望月さん!?どうしたの?僕、変なこと言った?」

「やっぱり桃花帰るぅ……」

いつの間にか涙が溢れていた。
後から考えれば桃花が悪いんだけど。
事情を知らない真田くんに分かれ、ってほうが無理なんだけど。

でも辛かったの。
何でか分かんないけどすっごく辛くて、このままここにはいられないって思ったんだぁ。

「もしかして望月さんの嫌なこと言った?」

ベッドに腰かけるように促され座ると、真田くんが下からのぞきこむ。
涙が全然とまらない。
真田くんが困った顔してるのに。
真田くんのせいじゃないのに。

「桃花……誘ったのは初めてだよ…ぉ……」

言葉にしたらもっと泣けてきて、目を瞑ってわんわん泣いた。

信じてくれるだろうか。
こんな私が言ったって嘘だと思われても仕方ないんだけど。
それでも真田くんには信じてもらいたい。

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ