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龍ちゃんの豹変
第2章 龍ちゃん離れの第一歩
「え~!いいじゃ~ん、イケメン龍ちゃんにサクッとやれちゃいなよ~」
学校の図書館のカウンター内で望月桃花がぷっくりした唇を尖らせた。
ダメだ。この子に相談したのが間違いだった。
考えれば桃花は龍ちゃん側の人間なんだ。
私の気持ちが分かるわけない。
「ごめん。さっきの話は聞かなかったことにして」
「そんなのもう無理だよぉ。あ、なんなら桃花が味見したげよっか?上手いかどうか」
「上手いって……キスが?」
「違うよぉ。セックス」
「ぶっ!」
学校の、ましてや図書室みたいに不特定多数の人がいる中でする発言じゃない!
カウンター越しにいる男の子も驚いて本を何冊か落としてるし!
「夏帆ちゃんだって聞いたんでしょぉ?龍ちゃんにセックスしたのかどうか」
「や、それはからかってみたかっただけだったし……」
「夏帆ちゃんのそういうとこ悪いとこだと思うなぁ。龍ちゃんはそれをきいて夏帆ちゃんがそういうことに興味を持ち始めたんだって期待しちゃったんじゃない?」
顔を真っ赤にしたままの男の子から本を受けとるとバーコードと図書カードをスキャンした。
うちの学校はこれで本を管理しているのだ。
学校の図書館のカウンター内で望月桃花がぷっくりした唇を尖らせた。
ダメだ。この子に相談したのが間違いだった。
考えれば桃花は龍ちゃん側の人間なんだ。
私の気持ちが分かるわけない。
「ごめん。さっきの話は聞かなかったことにして」
「そんなのもう無理だよぉ。あ、なんなら桃花が味見したげよっか?上手いかどうか」
「上手いって……キスが?」
「違うよぉ。セックス」
「ぶっ!」
学校の、ましてや図書室みたいに不特定多数の人がいる中でする発言じゃない!
カウンター越しにいる男の子も驚いて本を何冊か落としてるし!
「夏帆ちゃんだって聞いたんでしょぉ?龍ちゃんにセックスしたのかどうか」
「や、それはからかってみたかっただけだったし……」
「夏帆ちゃんのそういうとこ悪いとこだと思うなぁ。龍ちゃんはそれをきいて夏帆ちゃんがそういうことに興味を持ち始めたんだって期待しちゃったんじゃない?」
顔を真っ赤にしたままの男の子から本を受けとるとバーコードと図書カードをスキャンした。
うちの学校はこれで本を管理しているのだ。