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龍ちゃんの豹変
第3章 キッチンは戦場
「夏帆ちゃん!お米に洗剤入れちゃだめぇ!」
「夏帆ちゃん!出し汁捨ててどうするのぉ!」
「夏帆ちゃん!お湯に味噌入れても味噌汁にはならないからぁ!」
……まずい。ものすごーくまずい。
味噌汁の味がまずいとかじゃなくて、この状況がものすごくまずい!
「だから夏帆にはさせたくなかったのよねえ」
ママの一声で更に撃沈。
ママは龍ちゃんから頼まれたから私にお手伝いさせたくなかったのかと思ってたけどそうじゃなかったんだ。
ママはこうなることを予想してさせたくなかったんだね……
「夏帆ちゃん家庭科とかどうしてたのぉ?」
「え、基本洗い物係」
「…にしたってこれはひどいけどぉ」
惨憺たる状態に桃花がぽつりと呟いた。
家事って……料理ってこんなに難しかったの!?
それとも私が不器用なだけ?
「ん~夏帆ちゃんの場合はどっちもかなぁ?今日はぁ、おにぎりとお味噌汁だけにしようねぇ」
「……はい。よろしくお願いします」
桃花に指南されながらご飯をとぎ、スイッチを入れた。
ちなみにここまでくるのに1時間。
あれ、桃花がぐったりしてる。
「夏帆ちゃん!出し汁捨ててどうするのぉ!」
「夏帆ちゃん!お湯に味噌入れても味噌汁にはならないからぁ!」
……まずい。ものすごーくまずい。
味噌汁の味がまずいとかじゃなくて、この状況がものすごくまずい!
「だから夏帆にはさせたくなかったのよねえ」
ママの一声で更に撃沈。
ママは龍ちゃんから頼まれたから私にお手伝いさせたくなかったのかと思ってたけどそうじゃなかったんだ。
ママはこうなることを予想してさせたくなかったんだね……
「夏帆ちゃん家庭科とかどうしてたのぉ?」
「え、基本洗い物係」
「…にしたってこれはひどいけどぉ」
惨憺たる状態に桃花がぽつりと呟いた。
家事って……料理ってこんなに難しかったの!?
それとも私が不器用なだけ?
「ん~夏帆ちゃんの場合はどっちもかなぁ?今日はぁ、おにぎりとお味噌汁だけにしようねぇ」
「……はい。よろしくお願いします」
桃花に指南されながらご飯をとぎ、スイッチを入れた。
ちなみにここまでくるのに1時間。
あれ、桃花がぐったりしてる。