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龍ちゃんの豹変
第6章 桃花の恋愛事情

今日の図書委員の仕事の間中、私も桃花ももちろん真田くんも無言だった。
仕事の会話はもちろんするけれど、ただそれだけだ。
「……帰り、話聞いてもらっていい?」
桃花が小声で聞いてきた。
私は縦にひとつだけ頷くとまた仕事に戻る。
付き合うようになったとかならいいんだけどな……
そう願ったけれどそれは無理かもしれない。
今日の昼休みの桃花はおかしかったし。
私は龍ちゃんにラインで今日は会えなくなったことを伝えた。
桃花の相談にのるから、と理由を付け足せば龍ちゃんはもちろん了承してくれたけど。
会わなくていいことにホッとしてしまった私がいるのも確かだった。
仕事の会話はもちろんするけれど、ただそれだけだ。
「……帰り、話聞いてもらっていい?」
桃花が小声で聞いてきた。
私は縦にひとつだけ頷くとまた仕事に戻る。
付き合うようになったとかならいいんだけどな……
そう願ったけれどそれは無理かもしれない。
今日の昼休みの桃花はおかしかったし。
私は龍ちゃんにラインで今日は会えなくなったことを伝えた。
桃花の相談にのるから、と理由を付け足せば龍ちゃんはもちろん了承してくれたけど。
会わなくていいことにホッとしてしまった私がいるのも確かだった。

