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龍ちゃんの豹変
第8章 桃花の無駄な不安

昼休み、前に覗いてた倉庫代わりの教室の掃除用具入れに私は何故か入っていた。
「ごめんねぇ、真田くんにここを使ってるの内緒にしてって言われてるからぁ……」
いや、それは分かるんだけどさ……
ここで覗くのはヤバくない?
もしかしたら二人が始めちゃう可能性もあるってことだよね?
「大丈夫だよぉ?桃花、夏帆ちゃんにだったら見られても平気ぃ」
私が平気じゃないの!
本当はすぐにその場を離れるつもりだったけど、真田くんの足音が聞こえて結局そこに入るはめになった。
狭いし、何だか埃っぽい。
「どうしたの?今日はしないのかい?」
いつもはどんなふうに始めてるか分からないけど、真田くんの前にただ立ちつくすだけの桃花を見て、真田くんが首を傾げた。
桃花はゆっくりと顔を上げて……また俯く。
「何か……あった?」
頭一個分くらい小さい桃花の顔の位置に真田くんが腰を屈めて顔を寄せた。
「あ……あのねぇ」
「もしかして……僕じゃ足りなくなった?」
「えぇ?何の話ぃ?」
「ダメだよ?もう僕としかしないって約束したよね?」
「さ……真田くん…?」
「足りないならいっぱいしてあげるよ。望月さんが壊れるまで」
「ごめんねぇ、真田くんにここを使ってるの内緒にしてって言われてるからぁ……」
いや、それは分かるんだけどさ……
ここで覗くのはヤバくない?
もしかしたら二人が始めちゃう可能性もあるってことだよね?
「大丈夫だよぉ?桃花、夏帆ちゃんにだったら見られても平気ぃ」
私が平気じゃないの!
本当はすぐにその場を離れるつもりだったけど、真田くんの足音が聞こえて結局そこに入るはめになった。
狭いし、何だか埃っぽい。
「どうしたの?今日はしないのかい?」
いつもはどんなふうに始めてるか分からないけど、真田くんの前にただ立ちつくすだけの桃花を見て、真田くんが首を傾げた。
桃花はゆっくりと顔を上げて……また俯く。
「何か……あった?」
頭一個分くらい小さい桃花の顔の位置に真田くんが腰を屈めて顔を寄せた。
「あ……あのねぇ」
「もしかして……僕じゃ足りなくなった?」
「えぇ?何の話ぃ?」
「ダメだよ?もう僕としかしないって約束したよね?」
「さ……真田くん…?」
「足りないならいっぱいしてあげるよ。望月さんが壊れるまで」

