この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白雪姫にくちづけを
第32章 番外編


『ありがとうございましたー。』


浩巳が帰って10分後。芽衣の元へカズヤがやってきた。


『あれ、浩巳くん帰っちゃったの?つれないなー。』


『カズヤくん、結婚おめでとう。』


『おう。芽衣こそおめでと!まさか、結婚できるとはな!笑』


『…技かけるよ?』


『冗談だって!…浩巳くんは、やっぱ…あずさか?』


『顧客の個人情報だから。』
(カズヤくんのことは喋ったけどね。笑)


カズヤの質問を予期していたように、芽衣はサラリと流した。


『このやろー!おれを除け者にしやがって!』


『祐也、帰ろう?』


彼女に促され、カズヤも店を出ることにした。


『おう。…じゃーな、芽衣。』


『ありがとうございましたー。』


夕日の照らす空を見上げながら、彼は懐かしい記憶に思いを馳せる。


★小言⑦
『……そうか。2人とも幸せになれよ…』


『え?祐也、何か言った?』


『いや。おれら、幸せだなって。』




人には拾ってもらえない、小さな言葉。
七人の小言は、空気に溶けて、そっとなかった言葉となるのでした。





END
(七人の小言)
/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ