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あたかも普通の恋愛小説
第10章 鳥籠アイアンメイデンⅡ
レイプとか不本意な浮気とか防げちゃう優れもの。だから私はいいと思うんだけど、ご意見番梨花子曰く真壁さんは変態らしい。ひとの彼氏をつかまえて何てこというのかしら。
真壁さんは真面目に真剣に私の身を案じてくれているの。いつも一緒にいられるわけじゃない。真壁さんが守ってくれれる時間はほんの一握り。だから貞操帯なの。これが最善策なの。バカップルではないの。
それを証拠に、真壁さんには貞操帯なんてつけていないの。え?証拠にならない?
でも男のひと用のもあるらしいわよ。何のためにあるの?浮気防止?
真壁さんは浮気なんてしないし逆レイプとかも多分されないから大丈夫…よね?
「なに?」
「あ、ううん。ナンデモナイの」
チラチラ真壁さんのこと見てたから変な顔されてしまった。とにかく私たちは健全なカップルです。
ようやく真壁さんの部屋に帰宅。正確には二度目のお邪魔します。私ってばここで真壁さんのファーストキスを奪ったのね、記憶ないけど。