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あたかも普通の恋愛小説
第10章 鳥籠アイアンメイデンⅡ
「井藤には何されたの」
私の胸を優しく苛めながら、郎太はゆっくり尋問した。
「なに、って…あぁん」
体がびくびくと震えて、頭は働かない。
「なんにもされてなんか」
「今日はなにもなかった?」
声にならずコクコクと頷く私に、郎太はちょっと意地悪な顔をした。
「じゃあ、今日以外には?」
「や、あ、ああっ、」
郎太の低い声と、胸の刺激、シャワーの飛沫さえ快感で。多分今頃貞操帯のなかは大変なことになってる。
「ん、んぁ」
「言えないの?」
「はずしてっ。中いっぱい指でぐちゃぐちゃにして!」
「井藤みたいに?」
「してぇ…っ!」
口から勝手に恥ずかしい言葉が恥ずかしげもなく飛び出す。私が泣いてお願いすると郎太は貞操帯の鍵を外してくれた。