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あたかも普通の恋愛小説
第11章 深海のそこまで
最近の出来事で、さらに郎太が知ってる相手とあってか、井藤くんのことはさすがにはじめての後輩の話より話しにくかった。ていうか井藤くんの手によってはじめてイカされた詳細とかを語るのが恥ずかしい。郎太も若干ムキになって嫉妬してるぽいし、嫌なら聞かなきゃいいのに。
「あいつ超ムカつく」
「でももうしないし」
「当然」
郎太は私の話をもとに井藤くんのやり方を再現して、いっぱいキスしていっぱい指で掻き回してくれた。井藤くんの繊細な動きとは違って郎太のそれは激しいんだけど、結局私がもっともっとって言っちゃったから再現と程遠くなったのは致し方なし。
「どうしよう、私、どんどんえっちになるぅ……」
「可愛いよ」