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あたかも普通の恋愛小説
第17章 第一級エロス検定
「こ、この質量は想像以上のものなんだな。これをしっかり支えるブラでなければならないんだな」
「なに?ちょっと代われ。俺にも触らせろ」
三人は好き勝手に触って揉んだり持ち上げたり、交代でしていた。私はじっと口を横一文字に結んで耐えるだけ。
「すごいなっ、ふわふわだ」
「でもけっこう重いだろ」
「今後の下着作りのいい参考になるんだな。やっぱり実物に触れるのは大事なんだな」
これは仕事。三人は仕事熱心なだけ。私は自分に言い聞かせる。
「サイズはわかった。よし、着替えろ」
Aさんは段ボールの箱を押し付けてきた。山ほど下着が入っていた。
「簡易着替え室を用意したんだな。ここで着替えるといいんだな」
見るとそこには布をカーテンのようにかけた部屋の隅。
段ボールの中にはなかなかにセクシーな下着がわんさかあって、とりあえずあんまりセクシーは後回しにしてどれから着ようか物色。
「はやくしろよー」
「はい、すいませんっ」
スカートとショーツを脱いで、最初の下着を身につけた。鏡がないから自分ではわからないんだけどこれってものすごくエッチな気がする。
「着替え済んだら早く出てこい」
「は、はい…」
迷ってる暇はない。下着姿で私は三人の前に飛び出した。