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第6章 駆け引き、誤算、泡沫の恋

「何なの、一体…！」


よりによってあんなこと言わなくてもいいじゃない。草食男子真壁さんの前で、真壁さんに向かって！変に意識しちゃって恥ずかしさ倍増。


「ま…真壁さんて井藤くんと知り合いなんですね」


話をどうにかそらして変な空気を払拭したい気持ちが急ぐ。


「この前彼女になるかって言われたけどぜんぜん軽いひとみたいですねっ」


早口に捲し立てて、何か言わなくていいこともどんどん出ちゃってる気がする。止まらない。

ていうかずっと乳首がズキンズキンしてる。