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あたかも普通の恋愛小説
第9章 鳥籠アイアンメイデン


あとは信じるかどうかなわけだけど。私は思い切って信じてみることにした。梨花子が怒りそうだけど。

噂はどうあれ、私が知る限りの井藤くんはそんな悪いひとに思えないし、真壁さんのいう井藤くんも。だから信じてみることにした。


「あっさり信じてくれるんだ?」


自分でも怪しい自覚があるのね、井藤くんは逆にびっくりして私を見る。


「悪い狼が化けてるだけかもしれないよ?」

「ふふ。レンガのお家だから大丈夫」

「?」


意味がわからないという風に井藤くんは首を傾げたけど、内緒。教えてあげない。


「井藤くんって悪い噂があるみたいだけどあれって本当?」

「どんな噂?」


手慣れたハンドルさばきで車を走らせた井藤くんを眺めて、私は窓からの風に髪を押さえた。


「友達の彼女を食べちゃうって」

「――真壁が言ってた?」

「ううん。真壁さんは井藤くんのこといい奴だって言ってた。だから私も信じてみることにした」


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