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大地の恋
第4章 再会
そのままがっつきそうな自分を落ち着けるため、浴衣を脱ぎ裸になると千花ちゃんを抱きしめる。


初めて触れた素肌同士の心地好さ。
千花ちゃんもすがるように抱きついてくるから結局キスから始まりまた身体を求めてしまう。


「んっ…あっ…」



全身をキスで埋め尽くすように愛撫していった。
初めは反応がなかった場所も繰り返すうちに感じるようになってきたのかピクピクと肌を震わせる。



「板橋さん…ダメ、もう…」


「もうダメって…大事なとこはまだ全然触ってないんだけど」


そして初めて下半身に手を伸ばす。
下着の上からも分かるくらいそこはもうビチョビチョに濡れていて…



「千花ちゃんそんなに感じてたんだ?」


「………」



「“ダメ”ばっかじゃなくて良かったら“良い”ってちゃんと言って欲しいんだけど」



「い、言えないですよ」



フイっと千花ちゃんが顔を背けた。



「ダーメ、言わなきゃわかんねーし…千花ちゃんの口から聞きたいんだよ、俺に感じてるって言葉」


頬を包みまた有無を言わせず目を合わせると千花ちゃんが恥ずかしそうに俺を見た。


「………一度だけですよ」



「………」



「板橋さんに触られてると思うと…おかしくなりそう…」



小さな声で呟いて、すぐ俺に抱きついて顔を隠す。
恥ずかしさからだろうか。千花ちゃんの体温がグッと上がった。



「何だよそれ…」


「………」



「反則だろそれ」



「萌え」というのはこんな感情なのだろうか。
優しくしてやりたいとずっと思っていたのに……
そんな気持ちは瞬時に吹き飛び、我を忘れるほど掻き抱きたい。


千花ちゃんの全部が欲しい。



その衝動に任せキスをする。
貪るように掻き抱く。


千花ちゃんの細い体から力は抜け、無防備なほど俺に身を任せながら唇からは細い喘ぎが絶え間なく零れていた。


俺の呼吸も苦しいほど浅い。
たまらずに下着の中心を指の腹でそっと撫でるとクチッ…クチッ…と粘質な音が聞こえてきた。



「聞こえる?これ千花ちゃんが俺に感じてる音」


「………」



「直接触るともっと凄い……ホラ」



脚の付け根から下着の中に指を入れると熱くヌルヌルのそこは恥ずかしいくらいの音を奏でた。






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