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君はまたいなくなった。
第1章 溢れる想い
その幼馴染は花柳美鶴(ハナヤギ ミツル)って奴で
俺の隣の家に住んでて
俺の母親と美鶴の母親がとても仲がよくてよく一緒に遊んだりしてた。
美鶴は学校中に人気がある。らしい。
でも美鶴に彼氏が出来たなんて話聞いたことない。
そこそこ美人なんだから
彼氏くらい作ってもいいんじゃないかと噂されているが、
それじゃ俺が失恋する事になるんだな。
「圭ちゃん、一緒に帰ろう?」
噂をすればなんとやらで美鶴が俺に話しかける。
恋心に気づいたせいか、まともに相手の顔を見て話すこともままならない。
「あー、今日は部活が…」
「圭ちゃん嘘吐いてる。今日部活無いって高坂先輩言ってたよ。」
そうだっけな、予定表を見ると確かに部活動は無いようだ。
「いや、ほら、先生に呼び出し食らっててな、その、」
「…わかった、じゃあ他の子と帰る。」
美鶴が拗ねて他の女子に話しかける。
その様子を見つめている俺。
「あの、一緒に帰ろう?」
「はぁ?男子と帰ってりゃいいじゃん!」
あらま、
一蹴されてしまっていた。どうやら女子に余り好かれていないようだ。
見た目からの嫉妬だろうな。
見るに見かねた俺は美鶴の頭に手を乗せ、ぽんぽんっと撫でる。
「一緒に帰ってやるよ。」
美鶴の表情が明るくなり、嬉しそうに頷く。馬鹿。その顔反則だ。
俺の隣の家に住んでて
俺の母親と美鶴の母親がとても仲がよくてよく一緒に遊んだりしてた。
美鶴は学校中に人気がある。らしい。
でも美鶴に彼氏が出来たなんて話聞いたことない。
そこそこ美人なんだから
彼氏くらい作ってもいいんじゃないかと噂されているが、
それじゃ俺が失恋する事になるんだな。
「圭ちゃん、一緒に帰ろう?」
噂をすればなんとやらで美鶴が俺に話しかける。
恋心に気づいたせいか、まともに相手の顔を見て話すこともままならない。
「あー、今日は部活が…」
「圭ちゃん嘘吐いてる。今日部活無いって高坂先輩言ってたよ。」
そうだっけな、予定表を見ると確かに部活動は無いようだ。
「いや、ほら、先生に呼び出し食らっててな、その、」
「…わかった、じゃあ他の子と帰る。」
美鶴が拗ねて他の女子に話しかける。
その様子を見つめている俺。
「あの、一緒に帰ろう?」
「はぁ?男子と帰ってりゃいいじゃん!」
あらま、
一蹴されてしまっていた。どうやら女子に余り好かれていないようだ。
見た目からの嫉妬だろうな。
見るに見かねた俺は美鶴の頭に手を乗せ、ぽんぽんっと撫でる。
「一緒に帰ってやるよ。」
美鶴の表情が明るくなり、嬉しそうに頷く。馬鹿。その顔反則だ。