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目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘

「さぁ~、LOVEカップル9組、男女別2つに別れて貰ったけど、これからするのは、カップルのLOVELOVEチェーック!! ここからは18禁でお送りするよ、未成年は帰った帰ったっ!!」
無情なメタボ司会者、どうみても未成年のクイズ参加者はいいんですかね? ……あ、いいんですか。そうですか。
ゆ~ちゃんが未成年にアメを配って追い返しているのに、参加者の小学生は堂々解答席。
50mの広さは縮小され、広さは一戦目のアトリウムのものとなった。
そこに全カップル、男女別に一列に並べられる。
設置された胸までの高さの長机。椅子はなく立ち席らしい。
机にゆ~ちゃんがパネルとマジックを置いていく。
「ではではカップルにお聞きしちゃうYO~。もしも双方の回答が同じだったら、プラス1ポイント。違ったら、マイナス1ポイントの上、カップルのどちらかが一枚脱いでいってNE~。脱ぐものなくなったら、失格。マイナス5ポイントになっても失格!! プラス5ポイントになれば合格!!」
あたしは通路を挟んで反対側に立つモモちゃんを見た。
モモちゃん、海パン1枚。
あたし、上パーカー、下パーカーとタオル、合計3枚。
ふたりとも、それを取られたらスッパです。
モモちゃんもわかっているだろう。
ふたり合わせて考えてみて、取られて平気なのは、あたしの下半身に巻かれたタオル1枚のみ。
つまり、間違いは1問だけしか許されない。
モモちゃんが司会者に手を上げて質問した。
「間違った後に正解すれば。つまり、ポイントがあがれば、マイナスによって脱いだ服を着てもいいんですか?」
「駄目だNE~」
両手で大きくバツマーク。両足でX脚を模していたようだが、どこのオカマやねん。
脱いだら脱ぎっぱなし、剥かれるだけ一方のクイズ。
これは、公開羞恥プレイになる可能性大だ。
あたしの全身から血の気が引く。

