この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第1章 貴方は誰ですか。
「……!?」

「処女でなくなったしーしはね、いやらしいことして体に男の濃~い精液を定期的に入れないと、死んじゃうんだよ」


 変態発言をした男は笑う。


 彼こそ人間とは思えない、妖艶な眼差しをしながら。


 くらくら、くらくら……。


「だから、これからは僕がたっぷりあげる」



 くらくら、くらくら……。



「僕はね、選ばれたんだよ。しーしの運命の相手に」



 視界が薄れる最中、怒鳴り声と共にドアが開いた気がした。



「ゴラァァァ、ナツっ!! シズが目覚めたら、一番で知らせろって言ってただろうがっ!! 心電図が乱れに乱れまくって……おい、なんでシズが貧血おこしてんだよ!?」


 そこに現れたのは白衣の――。



「……ハル兄?」



 薄い景色に顔は見えないが、この怒鳴り声は覚えがあるから。

 

「うし、そうだっ」

「酷い、しーし。僕のことは思い出せなかったくせに」



 あぁ――もうだめ。

 頭がついていけない。

 誰も見えない。



 目が覚めたら、17歳に戻して下さい。


 12年後の世界は、受け付けられません……。






/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ